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ミレッラ・フレーニさん ~ その4

すみません、ちょいと間があいてしまいましたが、

早速続きといきましょう。



レッスンは基本的に発声面のみの指導で、

1曲最後まで歌ったら終わり、という感じで進んで行きました。

もちろん、その間はフレーニ先生の、



「Noooooooo!!!!!!!」



という叫び声と、

いお手本(生徒の出している声のマネ)をされる地声が、

5分以上鳴り止んでいることはありません。





そんな中、事件は突然起こりました。

生徒の一人の韓国人がレッスンの曲目として、



「ラ・ボエーム」

ラ・ボエーム*歌劇ラ・ボエーム*歌劇
(2000/09/23)
フレーニ(ミレッラ)

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の4幕のまさに最後、

ミミが死んでしまうシーンを歌っていた時のことです。



その子は、フレーニ先生に認められているのか、

発声面において、レッスンは順調に進んで行きましたが、

先生は、どうも、そのミミの死に方が気に入らなかったようです

何度も繰り返すのですが、なかなかフレーニ先生には納得が行きません。



そしてついに、我慢できなくなったのか、

業を煮やした先生は、伴奏のパンツァ先生に合図を送ると、

そのシーンを歌い始めるではないですか!!





しかも、それまでの、1オクターブ下の地声ではなく、



本来のあのフレーニの声で!!!





・・・それはまさに、あの若くて死にゆくミミそのものでした。



目を閉じれば、そこにシーンの情景が見えてきます(TДT)





これぞ・・・、至福の一時・・・。





学生の全員がその声に釘付けになっていました。

私も目頭が熱くなり、体が震えるのを止めることができませんでした。



そして、その子のレッスンは終わり、

余韻を楽しむ暇もなく、その場は再び、

フレーニ先生の叫び声がこだまするレッスンへと戻ってしまいました(´Д`;)





さて、ここでフレーニ先生のおっしゃった言葉を、

改めて思い出せる限り箇条書きにしておきたいと思います。




・声は喉で作るな

・楽器はここ(←顔の前面部をさして)

・小さい点に声を集めろ

・喉は常に自由な状態にしろ

・歌わずに、喋れ

・歌は脳みそで歌うんだ(場所のことではなく考えるということだと思います)

・上唇で声を支えろ

・唇を横に開くな

・「イ」は口をフランス語の「イ」の形(縦に長い)にしろ

・すぐに音にしろ(「ぅゎぁあ」ではなく「わーー」みたいな感じです)

・声をつぶすな

・押すな

・ミミは死ぬとき幸せなのだから、テンポを遅くしない、とカラヤンが言っていた

・タッタッター


また思い出したら書き加えて行きます。





                           つ・づ・く





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コメント

しつも~ん

フレーニ女史のレッスン、門外漢にも興味深いです。
ところで一番最後の行の・タッタッターって何ですか?

たったったー?

う、う、うらやましい!
フレーニのミミを生で!!!
私は最近ずっと彼女とパヴァロッティのボエームをI-podで聴いてます

ところで、私も「たったったー」が詳しく知りたいです!

とっても参考になります

フレーニ先生の、生「ミミ」!!羨ましすぎます。

そして「先生のお言葉」とっても参考になりました。
教えてくれてありがとうv-22

”タッタッター”私もすごく気になります。いったい何のことでしょう!?

私もフレーにもミミは本当に大好きですよ、LDは何回も観ちゃいました
うらやましい、、、

うひょー!うらやましい体験ですなぁ。
それにしても歌と発声のポイントは参考になります。ワタクシは考えが足りないかも…。

はじめまして。Mixiからお邪魔いたしました。
僕は社会人になってから声楽を始めた
テノールです。

フレーニ先生のレッスン話、
大変興味深く拝見いたしました。
僕も昨年の夏イタリアでテノールの先生に
講習でレッスンをしていただいたのですが、
共通するところがあるようです。
(うまくいかないと先に進まないのも同じ・・・)

これからも楽しく拝見させていただきます。

>pallinaさん
>Mikiさん
>じゅんさん

コメントありがとうございます。
「タッタッター」ですが・・・、そんなに深い意味のあることではないのです。説明してしまうとなんだそんなことか、ということになってしまうこと請け合いですので、謎(?)のまま残しておきましょう^^;


>メメタンさん

私もまた観てみたいと思いました。
でも、DVD高いんですよね~。


>銀猫さん

あと、もう一つ、歌を聴いてもらえたら本当に最高だったんですけどね。聞いてもらえる日を夢見て、その日までに、しっかり喉の力を抜くことに専念しようと思いますよ。


>すなふきんさん

初めまして、コメントありがとうございます!
私は普通大学を卒業後、社会人になれずに声楽を始めました・・・^^;

イタリア人は本当に声のことに真剣と言いますか、すごいものがありますよね。
私はまだまだこれからですが、いろいろなものを見て、その様子をブログに書いて行けたら良いなと思っています。

これからもどうぞ宜しくお願いします。

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