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裏・パルマ劇場歌手への道(11)~オケ合わせ~



「PROVA ITALIANA 20:00-23:00」



それはおもむろに壁に張り出されていました。



PROVA ITALIANA・・・?



直訳すると、

「イタリア風稽古」

となります。



イタリア風稽古ということは、



時間が定刻で始まらないとか・・・?



それとも、おしゃべりをしながら稽古するとか・・・??





いや、それはいつも通りか・・・。

(いや、正確に言えば、パルマの劇場では時間通りには稽古は始まります。)





ちょっと意訳すると、

「イタリア人の稽古」

という風にも読み取れます。



はてさて、どういうことでしょう・・・?

全く見当がつきません。





近くにいたメンバーの一人に聞いてみました。



「この日は日本人の私は来なくてもいいのかな?」



「ハハハ、何を言ってるんだFumi!これはオケと一緒に演技無しで練習することだよ。」





なるほど(°Д°)



オケ合わせのことだったんですね。

(オケ合わせ:オーケストラ合わせの略 演技をつけず、オーケストラ伴奏で練習をすること)





そして、その日のオケ合わせの前には、

本番で指揮を振るマエストロ、



JEAN-CHRISTOPHE SPINOSIとの、

合唱のみのピアノ稽古が予定されました。





さて、その日、稽古場に全員そろった10分後くらいに、

そのマエストロは現れました。



まずは挨拶です。





「&%※◆△#!」





は・・・(°Д°!?



何を言っているのかさっぱりです。



どうやら、このマエストロはフランス語が母国語で、

イタリア語は片言しか話せないようです。



しかし、どうやらある程度簡単なフランス語を話しているようで、

私以外のメンバーはそれなりに理解しているようです。



そして、難しい話になると合唱指揮のマエストロ・ファッジャーニが通訳しますが、



難しい話なんでイタリア語でもわかりません(´Д`)





しかし、オケ合わせまで通じて集中して耳を傾けていると、

何となくイタリア語と似ているところがあり、

マエストロの話すフランス語も、ちょっとだけは理解することが出来ました。





ちなみに、このマエストロ、

私の中でイメージしていた、

のだめカンタービレに登場する指揮者、



「ジャン」のまさしくそのままといった感じで、

(名前もジャンで一緒ですし)



とても軽やかで優雅な指揮を振られます。



ただ、ヴェルディを得意とするパルマの重厚で重みのあるオーケストラが、

なかなか指揮者の軽やかさについていけない感じではありました。

そのせいか練習はなかなか順調に進みませんでした。



ちなみに、オケ合わせ前の合唱のみの稽古はマエストロ・ジャンの話だけで終わりました。

全く持って文句がないそうです。

さすが、マエストロ・ファッジャーニ・・・。





しかし、「劇場専属」という立場になって、

改めて「いいなぁ」と思いましたよ。



なんせ、オケ合わせを実際のステージで行うんですよ!



これって日本のオペラ現場ではなかなか味わえませんよね。





そして、別会場で行われていた、以前の合唱のみの練習では、

練習中に「劇場の響き」という言葉がよく出てきましたが、



劇場に来て納得。



さすが、劇場の響きを、オーケストラも、マエストロ・ファッジャーニも、

本当に良く心得ているなぁ、という感じです。





いよいよ、来週にはシーズンの開幕です。

今から楽しみでしょうがありません。



ゲネプロは11日なので、チケット(タダ!)がほしい方は、

9日か10日の夜(未定)に劇場に来て点呼を受けてください。

って、パルマ在住の人しかこれはさすがに観れませんね。

パルマがもっと日本に近かったら良かったのですが・・・





<今日の使えないイタリア語>



L'italiana italianizza la prova italiana del teatro italiano.

(リタリアーナ イタリアニッザ ラ プローヴァ イタリアーナ デル テアトロ イタリアーノ)





訳:そのイタリア人女性はそのイタリアの劇場のオケ合わせをイタリアふうにする。



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コメント

L'italiana

母音の前の冠詞はL'じゃなかったっけ?

Prova italianaって初めて聞きました。これからもどんどん陰の伊語?紹介していってください。

ありがとうございます!
危うく恥をさらし続けるところでした(´Д`;)
陰の伊語・・・いい響きですね^^

こんにちは。
突然メイル致します。覚えていらっしゃるでしょうか。11月16日、パルマの街角でふらふら歩いている私達に宮本さんはご親切にも声をかけてくださいました。「美味しいレストランを教えて下さい」と言う私たちの図々しいお願いに、とても素敵でブオーノなレストランを紹介してくださり、お店に案内までしてくださいました。その節は本当にありがとうございました。あれからとてもおいしいハムをいただき、折角だからワインも頂き、上機嫌の初パルマを堪能することができました。 オペラの本場で日本の方が一生懸命頑張ってらっしゃることを身近に感じることができ、とても嬉しく思いました。いつか話し声だけでなく、すばらしい歌声も聴けることを楽しみにしています。
またメイルさせて頂いても良いでしょうか。それではお元気で、良い年をお迎えください。

                   山家葉子

>山家様

コメントありがとうございます。
先日は突然失礼致しました。

遅くなりましたが、メールを送らせて頂きました。
それではまた!

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